British Medical Journal誌10月30日号によると、欧州連合加盟国で販売されるタバコのパッケージに、背筋が寒なるような写真が大きく掲載される日が近づいた。死体、ガン性の腫瘍、ぼろぼろの歯、病気の臓器などの写真は、一般市民、特に若者たちに喫煙の恐ろしさを教えるために選出された。
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/341371
http://europa.eu.int/comm/mediatheque/photo/select/tabac_en.htm
それでも吸う人は吸うんだな。
たしかに、キツイ画像だから、パッケージを持っていること自体嫌かも。
だから、きっと、シガレットケースが馬鹿売れするぞ。
そういえば、ハイライト・メンソール(ラム酒フレーバー)が発売されたみたいで、自販機にポスターが貼ってありましたが、その下に結構大きな字で注意書きがありました。
たばこは、肺がん、心筋梗塞等の虚血性心疾患、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患など多くの疾病や、低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の一因〜云々
そういう時代みたいです。
と、書き終えてから、こんな記事が目に付いた。
酒にも煙草にも、それぞれ利点と害毒があるにもかかわらず、煙草では害毒が、酒では利点ばかりが過大に喧伝(けんでん)され、その半面、煙草の利点や酒の害毒は過小に認識されているというのが、現役の麻酔科医である著者の見方だ。
本来、酒には、アルコール性肝障害や食道癌などのリスクをはじめ、決定的に健康を害する作用がある。一方、煙草には脳を活性化させるなど、健康に良い効用もある。だが、こうした研究の具体的な情報は一般にはあまり知らされていないのが実情である。
喫煙については、種々のデータを総合すると、75歳以上の人ならば明らかに利点が害をしのぐようになるので、喫煙を勧められるという。それ以外の人では、これからも煙草を楽しむのか、きっぱりやめるのか、それは読者本人の決断次第ということになる。
終章「煙草をやめるべきか」では、煙草をやめるならば、「なぜ煙草をやめるのか」という明確な理由をみつけることだと指摘している。そのうえで、慢性閉塞性呼吸障害と虚血性心疾患の人はやめるべきだが、そうでなければ、「悩むのが一番健康によろしくない。どうせ吸うんですから、心置きなく楽しみましょう」ともアドバイスしている。
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/plus/340537
これが、喫煙者(あえて愛煙家とは言わず)の考え方で、一般の喫煙者の心の拠り所となるんですわ。
この思考回路を作る事こそが、ニコチンの脅威。。。だとおもいます。
まあ、吸う時は「うまい」と思って吸いましょう!