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2005年02月24日

アリと組織と脇役の研究

有名な働きアリの観察の研究がある。一生懸命働いているように見えるアリの行列をよく観察すると、働いているアリを横目にただ動き回っているだけのアリたちがいる。
 動いているだけ、“働いているフリ”をしているだけというアリが全体の2割はいるという。働いているアリについてもよく観察してみると、大変よく働くアリと、普通の働きのアリがいる。全体の割合を観察するとよく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、全く働かないアリが2割という構成になるようだ。

ところでこの研究にはまだ未知の研究分野があるらしい。最近聞いたのだが「どうも働かないアリには組織の中でなんらかの役割があるのではないか」という新しい研究が行われているという話だ。

リストラの理論的根拠の一つに、「2割の人材が残り8割の人材を食わせている」という経験則がある。従業員の行動と企業の利益を分析してみると、利益の8割は2割の従業員からもたらされるというのだ。残りの従業員のうち、6割は自分の給与分を稼ぐのが精一杯。最後の2割は自分の給料を稼ぐどころか利益の足をひっぱっているということになる。これが、いわゆる「パレートの法則」である。

単純に考えればよく働く人だけで組織を構成すれば生産性は向上し、働く意欲も向上するはず。ところが、実際の現場ではそうならずに逆に組織が疲弊して生産性が落ちていく傾向がある。

そこで、リストラされてしまった「のんびり働くおやじさん」タイプの人には、実は組織の中で重要な役割があったのではないかという考えが、思い当たってくる。

http://premium.nikkeibp.co.jp/bits/bits_column/column_d40_01.shtml

すげー、日経新聞読むよりためになるぞ。(日経系だけど)
「のんびりやのおじさん」は、うーん、でもムードメーカーになってるならいいね。
オレの隣の席で、ただサボってるヤツとは違うし。

引用の先を読み進めると
「二つ目は、唯一、生産性を大きく変える要素が発見されたこと。それは、「職長の人柄」である。同じ生産ラインの職長を入れ替えると、それまで生産性が低かったラインの生産性が上がったり、逆に下がったりすることが分かったのだ。」
と、ある。

どうして、上の人間は気づかないのだろう?自分が当事者だから、無視してるだけか?
数字を追うのは必要だけど、そうじゃない、ものもあるんだよ。

うちの会社もリストラがあって、ムードメーカーの面白いおじさんとかいなくなっちゃったんだよなぁ。
彼らはサボるのも一流だけど、やる時はやってたよ。それに引き換え。。。

業績は下がる一方だし、事故は増えるし、って、うちの会社の事言い表してるんじゃないの?この記事。

ったくよ、会社の入り口に張り出したいよ!!

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投稿者 horin : 2005年02月24日 12:28 | トラックバック
コメント

すっごく わかる!

まず 「80:20の法則」(本持ってるよん)。
かなりの事に あてはまるらしい。組織の事もそうだし、
地球の陸と海の比率もそうやね。

「職長の人柄」
そうだよね。嫌な職長の言う事なんて 聞きたくないもんね。
数字に表れない評価やね(すごく 納得)。
目に見えない部分。いわゆる感覚の部分って大事なんやろね。
そういう点に気がつく企業が、これからは 
伸びると思うけど ・・・ というか 伸びてほしい。

うちの会社も事故とか 増えてるんよね。
ダレもが気づかない事してる人とか どんどん リストラされてるもんな〜。
そういう人が、事故防いでたんじゃ ないかな〜。

Posted by: エアロ命 at 2005年02月24日 14:26
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